’06.01.14(土)
シリンダーブロックにスライドバーを半田付けして穴を開けるまでは、快調だったのですが、その穴に、付属のパイプが入りません。工具箱の中を探しても、1.1mmのドリルの刃がないので近くのDIY店2軒をはしごしましたが有りません。
次に考えたのが、ドリルレースです。旋盤ではあまりに細すぎて材料が逃げそうなのでやってみましたが、うまくいきません。最後の手段と、旋盤でけずると、材料は逃げますが、0.1mmぐらいは細く削れました。やれやれ。
次にクロスヘッドのパーツに0.4mmの穴を開けようとすると、帯板がちぎれてしまいました。そこで別の所にけがいて作りました。次第に暗雲がたれ込めてきました。ロッドピンは、用心して低温半田で止めました。これは、ばっちりうまくいきました。
ピストンロッドにはめるパイプは、短く切るとどこかに跳んでいって、はめようとするとまた跳んでいってしまいました。結局なしです。
飾りの車軸は旋盤の方がきれいだったでしょうが、材料が細く短く自信がなかったので、ドリルレースで糸鋸できりだしました。輪芯には、割とすんなりとはまり、「よしよし」と思い、瞬間接着剤を付けて一気に組み立てました。
「ありゃ。位相はどうした。」あわてて外そうにも、もう外れません。
組み立ててみると、車輪の位置をどうしても、サイドロッドを付けると回りません。外そうとして、傷もずいぶん入ってしまいました。今野さんのおっしゃる「サイドロッドの動く」車両にはなりませんでした。残念。
端梁のリベットは、エッチングをガイドにしたはずですが、めがねを合わせていなかったので、ずれてしまいました。大ずれの所は、開け直しましたが、小ずれの所は、ずれたままです。
端梁を折り曲げて、補強とモーター取り付け台を半田付けして、組み立てました。
モーターを取り付け、低温半田で導線を半田付けしました。
テストレールに乗せて通電すると、スムーズに動きます。ウエイトをかけていないのでスローは効きませんが、まずはめでたい。サイドロッドの失敗はあるけど、これで良しとしましょう。
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